その辺にいるITインフラ屋さん

気が向いた時に適当な記事を書いたりする個人の備忘録です。個人で開発しているアプリの事やインフラについてなどの記事を書いたりすると思います。更新頻度は少なめ

自宅のWindows PCのSSDを換装(120GB ->240GB)したよ

2ヶ月ほど前(2019/7/14時点)にはSSDがかなり安くなっていた事もあり、自宅のWindows PCの容量UPを行ったお話しです。 滅多に実施しない事なのでメモ程度に残します。

今回実施する作業はある程度Linuxとかの操作を知っている人向けです。SSD2台をPCに接続してUSB BootしたUbuntuでDISKコピーを行うといった感じになります。 私のPCの場合はmini ITXなのでSSDが二台しか接続出来ないため、USB Bootさせる事にしました。HDDをクローン出来る製品を買えばこんなことせずに出来るかと思いますが、ケチりました。購入したSSDより高いのはちょっと…



SSDについて

CFDの240GBのSSD秋葉原で買いました。お値段は3218円だったのでお手頃です。元々は ADATAのSSD(128GB)を使っていました。2015年06月に購入していて6,750円だったようです。容量が倍に増えて半額になってますね。その時はメモリ8GBを1万で買ってたので、今の市況だともっと安くPC組めるなと…。 f:id:mayuki123:20190714191253j:plain

UbuntuをUSB Bootするための準備

UbuntuのISOイメージを取得する

Ubuntu のダウンロードページからDVD ISOをダウンロードしておきます。 f:id:mayuki123:20190714222732p:plain

USB ドライブのフォーマット

アプリケーション/ユーティリティの中にいるMacのディスクユーティリティを開きます。 適当なUSBさすと認識するかと思うので、DISCのフォーマットをします。フォーマットは何も考えずにMac OS拡張にしてます。 f:id:mayuki123:20190714194526p:plain

diskutil list でどこがUSBドライブなのかを確認します。私の場合は /dev/disk2 でした。

$ diskutil list
/dev/disk0 (internal):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                         251.0 GB   disk0
   1:                        EFI EFI                     314.6 MB   disk0s1
   2:                 Apple_APFS Container disk1         250.7 GB   disk0s2

/dev/disk1 (synthesized):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      APFS Container Scheme -                      +250.7 GB   disk1
                                 Physical Store disk0s2
   1:                APFS Volume Macintosh HD            198.3 GB   disk1s1
   2:                APFS Volume Preboot                 46.6 MB    disk1s2
   3:                APFS Volume Recovery                517.0 MB   disk1s3
   4:                APFS Volume VM                      5.4 GB     disk1s4

/dev/disk2 (external, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:     FDisk_partition_scheme                        *7.9 GB     disk2
   1:                  Apple_HFS ubuntu                  7.9 GB     disk2s1

フォーマット後に diskutil unmountDisk /dev/disk2アンマウントします。

$ diskutil unmountDisk /dev/disk2
Unmount of all volumes on disk2 was successful

UbuntuのISOイメージをUSBドライブにコピー

ddコマンドでUSBドライブにイメージコピーを行います。終わるまで結構時間かかります。私の場合は30分弱かかりました。
dd if=<CentOSのISOイメージのパス> of=<USBドライブのパス>

$sudo dd if=~/Desktop/ubuntu-18.04.2-desktop-amd64.iso of=/dev/disk2

物理作業

購入したSSDを設置します。SSD二枚体制になりました。

f:id:mayuki123:20190714223226j:plain

先ほど作成したUSBドライブをPCに差して起動するとUbuntuが起動します。
BIOSの設定でUSBで起動するように優先度の変更が必要です。

Ubuntu上でのDISKコピー作業

Ubuntu を起動してDisksを開くと接続したSSDが認識されている事がわかります。

f:id:mayuki123:20190714224813j:plain

上記の画面上でも確認できますが、fdisk -l でどのSSDがどこにマウントされてるか確認します。ここは間違えると絶望に打ちひしがれるので念入りに。

f:id:mayuki123:20190714225501j:plain

ddコマンドでDISKコピーを行います。bsを指定しないとコピーに時間かかるので、容量多い場合には指定する。 コピーが完了するまでに時間がかかるので、しばらく待つ。

$sudo dd if=/dev/sdb of=/dev/sda bs=4M

完了すると元のSSDと同じようなパーティション構成になっているはず。

Windows側の設定

BIOSで新しくかったSSDをブートするように設定をするとWindowsが起動出来るようになります。SSDを交換しただけではライセンスの再認証は実施する必要はなさそうでした。

Windows メニューを右クリック -> ディスクの管理を開くとDISCの状態がを確認すると、未割り当て領域がある状態になってます。 f:id:mayuki123:20190923212446j:plain

Windowsでキャプチャ取るのは面倒だったのでiPhoneで写真とったやつなので画質が…。Windowsのディスクの拡張は連続したパーティションでないと実行する事が出来ないので、EaseUS Partion Master Free Editionを使っていい感じにしました。実施した流れは下記の通り(記憶が正しければ)。

  1. 新しいSSDの回復パーティションを削除
  2. 新しいSSDのCドライブを拡張する(回復パーティション分の容量を残す)
  3. 元のSSDの回復パーティションを新しいSSDにコピーする

これでようやく元のデータがコピーされた状態でSSDの容量が拡張されました。 f:id:mayuki123:20190923213105j:plain

もっと楽な方法があるとは思いますが、このご時世にDISC拡張する事は少ないかと思うので力技です。