その辺にいるITインフラ屋さん

気が向いた時に適当な記事を書いたりする個人の備忘録です。個人で開発しているアプリの事やインフラについてなどの記事を書いたりすると思います。更新頻度は少なめ

神経腫瘍の摘出手術をしてきました_その2

1週間ほど前に腫瘍の摘出手術を受けてきてようやく退院できました。

30手前としては中々珍しい経験をしたと思うので、経緯とか感想を書き残してみます。2ヶ月間くらいの内容なので、少し記憶が曖昧な部分はあります。私に医学的な知識はないので個人的な思い出話程度に受け止めてください。

  • 腫瘍の発見から精密検査編
  • 大学病院での入院までの流れ編 (この記事)
    • 大学病院での初診
    • PET検診
    • 手術に向けた立会人
  • 手術と入院生活編 (これから書く)

とりあえず伝えたい事

  • 大学病院の初診では一通りの検査/説明が終わるまで6時間かかりました。暇つぶしの道具必須。
  • PET検査の部屋はネカフェみたいなブースがあって快適だった。診察費が高いのは先に言って欲しかった
  • 手術には何かあった時に判断できる立会者が必要でした。私は嫁がいたので何とかなりましたが、一人暮らしの人だったらどうするんだろ…と思う。
  • 子どもがいると手術室には入れてくれないので、事前に色々と交渉が必要でした。最終的には嫁と子どもがラウンジで待つ事でなんとかなった。
  • 保育園が足りないといった問題もあるかと思いますが、入院とかで困り果てたときに預かってくれる場所もないというのも解決出来る社会になればいいのに。

大学病院での初診

家の近くの病院で新たに紹介状をもらったので都内の大学病院に行く事になったので、9月の初旬に検診に行ってきました。

「診療前に血液検査とかして欲しいので、1時間ほど前にきてください」と事前にお医者さんから言われていたので、8時半頃に到着するように出発しました。都内への通勤時間帯辛い。

受付に紹介状を渡すと、手続きを行うので呼ぶまでお待ちくださいと言われました。この時本来の病院の受付時間前。10分そこらで呼ばれるかなと思って待つ。待つ。待つ。待つ。待つ……。50分経過した所で呼ばれました。この時すでに診察時間直前とはいかに…。

診察時間直前だったので、歩いて3分くらいの場所の診察場所で遠いなーと思いながら向かうと血液検査先にしてくださいと言われて、最初の受付地点まで戻る。先言ってほしかったな…。

血液検査もものすごく時間がかかった。採血するだけで40分くらい待ちました。待つ場所多すぎるし大病院おそるべし…

  1. 採血する場所
  2. 採血前の人がまつ待機場所
  3. その待機場所に入るのに待つ場所
  4. 待つ場所に入りきれない待つ場所

他にもいろんな検査をオリエンテーションして、ようやく診察場所に辿りついて受付をした時には予約時間の2時間後。あれ、予約時間の1時間前には病院にいたはずでは…。そしてそこから診療で呼ばれるまで1時間ほど待ちました。

色々と検査をしたけれどやはり神経起因の腫瘍が2cmほどあるので、手術する方向でよい?との確認。そこまで大きくない腫瘍だったので、手術自体は3箇所くらい小さく切ってカメラを使って切除するとの内容でした。どんな内容でもさっさと懸念になりえる部分は取り去りたかったので手術するとの署名をここでした気がします。

その診察後に入院に伴う説明や全身麻酔に関する説明を受けて終わった頃には15時くらいでした。念のために撮影しておこうと言われたPET検査と言われるも次回予約をする事になりました。この日は本当に待つだけで疲れた1日。

PET検診

念のためにと言われてPET検査を行いました。初めて聞いた検査でしたが、がん細胞に目印をつける検査みたいです。どんな技術なのか謎い。診療費は健康保険を使っても諭吉数人飛ぶので、事前に言って欲しかった。

初診でひたすら待ち時間のあった大学病院再びだったので、待ち時間を覚悟して行きましたが、受付もほぼ待ち時間がなくいきなり検査までいけました…。そんなに受ける人少ないのかな。

検査自体の流れは下のような感じでした。

  1. 薬投与
  2. 浸透するまで1時間待つ
  3. 機械に入って撮影する
  4. 放射能が抜けるまで30分待つ

撮影するまでの時間はスマホも読書もしないでくださいと言われて、暇で辛そうだなと思ってました。薬投与後にここで休んでてくださいと言われた場所が、ネカフェのようにブースで区切られた場所があって、リクライニングチェアが置いてあって、まさに寝てくださいとの感じでものすごく快適に時間を過ごす事ができて良かった。

PET診察の結果の診療はまた別日に行きましたが、結果としては今までの診察通り神経由来の腫瘍の可能性が高いとの結果でした。ただ、色がついているので活発な状態で悪性の可能性も否めないとの事で、前は急ぎの手術はしなくてもよいと言っていたけれど、早く手術で摘出する事をおすすめすると言われました。元々手術する気だったので関係なかったですが。

その後、手術日の連絡がきて10日後くらいでどうですか?ここ予約取らないと次だいぶ先になりそうで…。と言われて心の準備もする事もなく手術日が確定しました。

手術時の立会人

私自身は手術するだけだったので、心の準備も別にそこまでせずによくある手術みたいだし平気でしょくらいの感覚で何事も問題ありませんでした。周りの人のほうが心配してくれていたようで、申し訳ないお気持ち。

一番の問題が「手術の際に立会人がいる」部分でした。嫁だけならそれで良いのですが、子どもがいた事で、最初は立会いできないと言われてました。とはいえ、嫁も私も実家がかなり遠いので来てもらう事は難しいし、近場に親戚もおらず、手術は平日で友人に頼る事もできない状態だったので、子どもどうしよ…という状態でした。

とりあえず、保育園の預かり保育をと思って連絡をしてみたら、最初で長時間であったり遅い時間は預かる事ができないという事と、わりと直近の日だったので、その日はそもそも預かれないという事で困り果てました。近くに祖父母などの面倒をみてくれる人がいないとこういう所で大変だなと初めて実感した時でした。

子どもを預かってくれる人もいないので、しょうがなく病院側に相談してなんとかなりました。ただ、HCU(高度治療室)には入る事が出来ないので、手術後は会う事が出来ないという感じでした。私も嫁もドライなタイプなのでそこはあまり気にしませんでしたが、心配な人は心配になるんじゃないかなと思います。

その後

  • 手術と入院生活編 (これから書く)